ジャズサックスのコピー

ジャズを習得するにはコピーが良いというは定説だと思います。僕も推奨します。
何故かというと、ジャズを習得するということは、新しい言語を学ぶ事と同じ事だと思うので、先ずはひたすら真似をすることがジャズを学ぶ上で大事なのではと思います。

そこで、よく「何をコピーすれば良いですか?」と聞かれることがありますが、
自分が好きだと思ったプレイヤーをコピーしましょう!
「この人の音に何故か惹かれる」「速いフレーズがカッコいい」等、動機はなんでも良いです。
先ずは好きなプレイヤー探しから。これが大変な作業かもしれません、沢山いますからね。
好きなプレイヤーが見つかれば、その人の演奏を飽きるまで聞きましょう。
魅力的な音はそう簡単には飽きません。
そして飽きるほど聞くと覚えます。そらで覚えるということが大事です。


とは言っても、これからジャズを始めたい人はプレイヤー探しも大変だと思います。
ですので、僕のコピー遍歴を元に、オススメのプレイヤーを紹介していきたいと思います。

中学校の頃はDavid Sanbornにハマり、かなり聞き込み真似をしていました。譜面にすることはしていませんでした。ただ出来なかっただけです。
そして高校に入って、父親がMal WaldronのLeft Aloneというレコードを流し、Jackie McLeanの音にイチコロ(死後か?)に。
それから今まで、マクリーンの唯一無二の音や唄い方(総称して『サウンド』ですね)は本当に大好きで影響を受けています。


ただ、このLeft Aloneも譜面にすることはしていません。
一番最初に譜面に起こしたのは、マクリーンですが、ピアノのソニークラークの代表作「Cool Struttin'」に収録されている、「Sippin' at Bells」です。
同アルバムのタイトル曲が有名ですが、これも譜面にはおこさず、聞いているうちにそらで覚えました。

マクリーンは譜面におこしやすく、オススメです。
そこで大事なのは、コピーすることは譜面におこすという作業が大事なのではなく、一番はそのプレイヤーの唄い方を勉強することだと思います。
ボキャブラリーを覚えることも大事ですが、一番は唄い方。
とにかくそっくりさんを目指す。
ただ吹いている音を取るだけでは、100曲コピーしても上達しない可能性があります。
先ずは10曲しっかりコピーすれば十分だと思います。


というわけで、コピーのポイント等を交えつつ不定期で書いていきたいと思います。

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